南篠崎の家

東京都江戸川区に建つ個人住宅の建て替え計画です.
良好な住宅街にある敷地は約30坪で、北西を道路に面した角地です.ご家族4人の寝室と客室を独立させて計画したいとのご要望であったため、寝室と客室は最小限の広さ(4.5帖〜6帖)にとどめ、家族の団らんの場であるリビングを広さ質ともに充実させる方針としました.リビングは、この敷地でもっとも見晴らしのよい2階の北西角に配置して、道路の隅切りにより生じる3角形の部分を吹抜にして、道路側に1.5層分の大開口を設けました. この大開口には外部側に木製ルーバーを設置することにより、周辺からのプライバシーを確保するとともに、木のもつあたたかみが建物の外観を特徴づけています.