海辺の家

東京都江東区に建つ個人住宅の新築（建替え）計画です。
下町の雰囲気を色濃く残す住工商の混在する地域にある約40坪の敷地は､間口が狭く奥行きの深い地型をしています。ここに、ご家族3人で暮らしますが、将来的には2世帯住宅にできる間取りをご要望されました。
そこで、木造2階建ての内､1階を親世帯、2階を子世帯とするゾーニングを行い、2世帯化への対応としました。また、東西に長い敷地の特性を生かし、建物の中間部分に1階2階共通の中庭を設けました。中庭があることにより、全ての部屋へ十分な採光と通風を確保され、居室の環境性能が向上します。道路側の外観には木製のルーバーを設置し、下町の雰囲気になじむ外観を形づくっています。

海辺の家　用途/個人住宅　構造規模/木造2階　竣工/2005年7月　所在地/東京都江東区　共同設計/構造/小西泰孝構造設計　設備/Lapin建築設備工房　施工/株式会社アベヒロ工務店　写真/BAUHAUS NEO