千葉市緑区の都市公園内に建つ集会所です．大木戸台自治会は現在の会館が古く危険なことから都市公園法の特例を使って公園内に新しい集会所を建て、そこに拠点を移します．建物の外観は住宅街のまちなみに調和するように、ほどよい高さの切妻屋根にしました．二つの切妻屋根が平面的にずれているので交わる部分が高くなります．これによりまちのシンボルの様にも見えますし、内部からは高窓のある吹抜けとなり、外とのつながりを強くします．内部は屋根の構造体が見えるようしてあり活動的な雰囲気としています．建物の入り口には、屋根だけかかった外部空間があります．集会室と同じくらいの広さがあり、公園内での活動や散歩の途中に、気軽に立ち寄れるように設計しました．マーケットや音楽会のステージとして使われることも想定し、まちの活動の拠点となることを期待しています．