上篠崎の家
東京都江戸川区の事務所付き二世帯住宅の新築計画です.1階が車庫、2階が事務所と親世帯、3階が子世帯です.この地域では単独では事務所を建てられないため、内部で住宅とつなぎ、法的には事務所兼用住宅としています.また二世帯の玄関は別ですが、住戸内階段でつなげて独立住宅として扱っています.複雑な用途構成のため、法的に要求される性能が過剰にならないように様々な工夫をしています.敷地は南側で接道していますが、北に向かってすぼまっており、北に寄せれば寄せるほど建物の間口が小さくなります.そのため、セオリーとは異なりますが、出来るだけ南寄りに建て、広い間口を確保できる平面計画としました.その南立面には深いバルコニーを設け光を取り込むと共に、住宅地の風景が感じられるリビングをつくりました.※この計画は基本計画及び実施設計まで担当しました.
上篠崎の家 用途/事務所兼用住宅 構造規模/鉄骨造3階 竣工/2022年12月 所在地/東京都江戸川区 共同設計/構造/有限会社ビー・ファーム 設備/株式会社酒巻設備設計事務所 施工・監理/株式会社実方工務店 写真/ARCREC inc. 東涌宏和